ゲレンデの緩やかな斜面でちょっとした地形を利用したり、何もないところでもジャンプやスピンなどをしながら滑るグラウンドトリックと呼ばれているスノボのグラトリ。
スノボでグラトリをしながら滑っている人を見るとカッコいいですし、上達すればゲレンデで注目を浴びることができちゃうし…
自分でもグラトリに挑戦をしてみたくなりますよね♪
キッカーやハーフパイプに比べて大きなジャンプをするわけではありませんし、普段滑っているゲレンデで行うことができるのでスピードが出るわけでもないので危険度も少なく、グラトリは普段スノボで滑っているときと同じ装備やアイテムでOKなので気軽に初心者でも簡単に挑戦できるもの。
グラトリ初心者に知っておいてほしいことをまとめましたので、グラトリをしながらカッコよくスノボが滑れるようにグラトリに挑戦してみてくださいね。
スタンス幅とビンディングの角度(アングル)を確認
スノボ初心者が滑りやすいのは、スタンス幅が肩幅程度、そしてビンディングの角度(アングル)が、例えば「前27度・後9度」といった感じです。
スノボの板をレンタルした場合や、お店でスノボの板とビンディングを買って、店員さんにスノボ初心者だと伝えてセットしてもらったスタンス幅とビンディングの角度(アングル)はこのような数値になっていることがほとんど。
管理人が初めてスノボに行くときに、お店で板とビンディング、そしてブーツを買ったときには、店員さんがまさに「前27度・後9度」でセットしてくれていました。
これはレギュラースタンスでしか滑ることのないスノボ初心者には、ターンの感覚がつかみやすいからだと言われています。
ただし、グラトリをするときにはフェイキーで滑る機会も増えますし、両足が前を向いていると滑る方向をスイッチしたときに滑りにくいので、両足が開いたダックススタンスにセットしましょう。
初めてダックスタンスにするときは、「前18度・後0度」からスタートするといいと思います。
いきなりガッツリとダックススタンスにしてしまうと、普通にフリーランで滑ってターンするときに違和感を感じて上手く滑れないことが多いです。
スタンス幅も、自分の肩幅+5cm程度を目安に広げたほうが、板を回転させるときに楽に回転させることができます。
スタンス幅やアングルに正解はなく、人によって自分に合う数値は変わりますので、少しずつ滑りながらグラトリをしながら、ベストなスタンス幅とアングルを見つけてください。
ちなみに管理人は、「前18度・後-9度」のアングル、スタンス幅は肩幅+8cmで滑っています。
グラトリ初心者が最初に練習すべきグラトリ
グラトリだけでなく、キッカーやハーフパイプでも基本となるのがオーリー。
その方法は、文章で説明するとこんな感じです。
- 飛ぶ前に重心を前足の上に移動する。
- 膝を曲げて重心を落とし体勢を低くする。
- 膝を伸ばすと同時に後ろ足に重心を移してオーリーをかけていく。
- 後ろ足から頭まで一直線に飛び上がり身体の軸を作ることでテール(板の後ろの方)の反発を生み出す。
- 上半身をしっかりと持ち上げる。膝をできる限り引きつけて小さくなる。
- 着地をしっかりと見て確認して膝で衝撃を吸収する。
つまり、オーリーは板をしならせて後ろ足で跳ね上がるトリックなのですが…
動画を見て理解してもらった方が、イメージ早くイメージしてもらえるかもしれないですね。
ただがむしゃらにジャンプしているわけではなく、オーリーは慣れてくるとジャンプにも高さが出せるようになっていきます。
ゲレンデの段差などのギャップを使ってオーリーを試してみると、ただ滑っているときよりも格段にスノボが楽しくなってきますよ。
とはいえ、オーリーだけじゃ飽きてくるかと思いますので、オーリーに慣れてきたら時計回りか反時計回りに180度回転する「180(ワンエイティ)」の練習に移っていきましょう。
グラトリの練習にフリーランは効果的
ゲレンデを自由に滑るフリーランに飽きてきたからグラトリを練習したいのに、グラトリの練習にフリーランは効果的なんて言われてもグラトリの練習をしたいと思ってしまいがちですが…
でもグラトリだけの練習をしてグラトリのトリックを上達させるより、グラトリ初心者こそフリーランもたくさんするべきです。
実はグラトリは、そのグラトリのトリックの練習をすれば、グラトリができるようになるわけではなく、完成度の高いグラトリをしようと思えばターン時のエッジコントロールなどが身についている必要があります。
で、そのエッジコントロールは、フリーランでゲレンデを自由に滑ることで身につくんです。
グラトリ初心者は、荒れたバーンでもどんな地形の場所でもバランスを崩してもすぐに立て直して安定してスノボで滑れるように、グラトリのトリックの練習もしながらフリーランもたくさんして練習してみてください。
そうすることで、グラトリ上達に役立ってくれます。
まとめ
グラトリの魅力は場所を選ばないことと、何よりいろんなトリックを組み合わせて自由に自分のスタイルを出せることです。
もちろん怪我の心配もありますが、キッカーでジャンプを決めたりハーフパイプに入ったりするよりも大きな怪我をする心配も少ないのがグラトリ。
グラトリの練習をしながらスノボを楽しみ、そしてグラトリをマスターしてかっこいい技をゲレンデで決めちゃいましょう!
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