自分のスノーボードの板を持っている人でも、自宅で自分でホットワックスをかけている。
という人は案外少なかったりしますよね。
お手軽な塗ってコルクでこするだけのワックスや、ショップに出してワックスがけをしてもらえば手間もかかりませんが、実はホットワックスって意外と簡単に自分でできるものなんですよ。
ホットワックス用のアイロンとか専用の台もいるんじゃ?
と思うかもしれませんが、他のもので代用だって可能。
ちなみに管理人は色々と代用してホットワックスをかけていますが、いつもスノボの板の滑りは最高です。
ショップでちゃんとしたホットワックスを依頼すると、1回3000円程度はかかってしまうので、シーズン中に何回もスノボに滑りに行く!
という人は、ホットワックスの方法をお伝えしますので、ぜひ自分でスノーボードのホットワックスができるように挑戦してみてください。
スノーボード ホットワックスの方法・かけ方
まずはビンディングをボードの板から外して台にセット。
最低でもビンディングのボルトを緩めとかないと、ボードにアイロンで熱を加えた時に変形する恐れがあるよ。
↑ ちなみにこれは、車のバンパーなどを塗装をするときに使う台。
え?ワックス台じゃないやん!
と思われたかもしれませんが、いいんです。なんでも。
スノーボードのワックス専用の台って安定もしてそうですし、ワックスかけやすいようになってるんでしょうけど、お値段が結構するじゃないですか。
かっこいいっちゃかっこいいんだけど、台なんてなんでもOK。
学生の頃は雑誌(ジャンプ)を重ねて代用したり、灯油のタンクを台の代わりに使ってたけど問題なかったです。
そしたら固形のホットワックス専用のワックスを、そのままボードに擦り付けていきます。
ちょっと小さくなってるけど、白いのがワックスです。
全体にワックスを擦り付けたら、次はワックスをアイロンで溶かして、スノーボードのソール部分に染み込ませていきます。
そこで登場するのが、家庭用アイロン。
ホットワックス用アイロンを使う方が本当はいいんでしょうけど、普通の家庭用のアイロンでも問題なくホットワックスできてます。
その際はワクシングペーパーを使うと、ワックスを均一に伸ばしてくれるのでおすすめ。
↑ こういうの。
板の上にワクシングペーパーをおいて、その上にアイロンで溶かしたワックスを落とし、ワクシングペーパーとアイロンを一緒に動かしていきます。
一箇所にずっとアイロンを当ててると板がダメになるので、アイロンは常に動かすようにしてくださいね。
ホットワックスを家庭用アイロンで行うときのアイロンの温度は、アイロンにワックスを当てたときに煙が出ない温度ならOKです。
全体にワックスを伸ばして30分ほど時間をおいて、ソールにしっかりワックスを浸透させたら、今度は余分なワックスを削り取っていきます。
まずはプラスチックのスクレーパーを使ってワックスを削るんですが、その際にはスクレーパーの角度に注意。
こっち向きに斜めにして使いますよー。
なかなか削れないからって、むちゃくちゃしないこと。笑
8割ほどスクレーパーでワックスを削れればOKです。
その次はナイロンブラシで、残ったワックスをしっかり落としていきます。
ノーズからテールの方向へ向けて、板がしなるぐらい力を入れてワックスを掻き出しましょう。
方向はノーズからテールと言われているけど、別にこだわらなくてもいいような気もします。
だってスノボが上手くなってくると、スイッチで滑るときも多いですもん。
ナイロンブラシでしっかりとワックスを掻き出したら、最後に馬毛ブラシを使ってナイロンブラシの時と同じように作業します。
これでスノーボードのホットワックスの完成です。
文章にするとめんどくさそうな印象を受けるかもしれないけど、やってみると単純で簡単なことなので、ぜひ挑戦してほしいです。
ホットワックスをボードにかけると、こんな感じでツヤツヤのソールになって滑りも最高だから、1日中スノーボードが気持ち良く楽しめますよ。
スノーボードのホットワックスに必要な道具が、お得なセットになったものもあるので、「良くわからん!」という人はセットを買ってみるといいですよ。
詳細はこちら
→ ガリウム(GALLIUM) Trial Waxing Box(トライアルワクシングボックス) JB0004 + ベースワックス SW2132 セット
詳しいホットワックスのやり方とか、解説も一緒に入っていることが多いです。